ミニクルーザーセットアップ思い出話
前回ミニクルーザーについて書いたときにも記しましたが、今現在はペニー22インチにたまに乗るくらいで、ミニクルーザーに乗る時間はめっきり減ってます。
しかし、この3年くらいは、実によく乗りました。毎日のように乗りました。乗るのは休日が多かったけれど、仕事の日でも帰宅してから、近所のコンビニに行くためにも使ってました。乗る回数だけなら、自転車より多かったと思います。
ミニクルーザーでクルーザーの楽しさを知り、クルーザーの楽しさからスケボーに取り憑かれました。ミニクルーザーに乗ってなかったら、こんなにもスケボーは続いてなかったかもしれません。
乗っていると、自分の力量はさておき、乗り心地というか、思いのままに動くクルーザーにしたくなっていきました。
BMWのキャッチコピーでありましたよね「駆け抜ける喜び」。あれです。スケボーで自分だけの駆け抜ける喜びを追求したく、セットアップを試行錯誤しました。
デッキのコンケーブ。微妙なものなのだけど、パンピングの際の足の引っかかりが、長時間になってくると気になってくる。
踏み込んだときの曲がりかた。踏み込んだときの反発力。この辺はブッシュが大きく影響します。
踏み込んだときのカーブの粘りかた。ここはトラックの幅ですね。
プッシュの際の蹴り出し軽さ、重さ。ウィールの大きさで変わってきます。
交換できるパーツというと、デッキ、トラック、ブッシュ、ピボットカップ、ウィール、ベアリングといったところでしょうか。
くれぐれも断っておきますが、自分はたいしたことはできない。してない。クルージングをただただ楽しんでいただけの技量しかないので、「駆け抜ける喜び」と言ったって、どこまでいっても、初心者が心地よさにフォーカスしたセットアップです。
そして結論を先に言ってしまうと、乗り心地というのも乗る人の体型や身体の動かし方、パーツの組み合わせなど、数多くの要素で決まってくるので、セットアップに正解はないです。あくまでも、体型伸長170センチ、体重65キロ程度の人間のある種の好みが反映されたセットアップだと思ってください。
あ、でも、もし今スケボーを始めようとしていて、ミニクルーザーを検討している人は、ペニーやセクター9なら、完成品を買えばとりあえず間違いないと思います。
どちらも完成品を使いましたが、両メーカーなら各パーツもしっかりしてるし、乗り味に満足できなくなってきたら、パーツごとに交換してグレードを上げていくことも可能です。
選択肢が多すぎると買えなくなりがちなので、経験からの私見ではありますが、ミニクルーザー選びにおいては、ペニーかセクター9に絞れば大きな失敗はないと思っています。
反対に、ノンブランドの安物(3,000円くらいでWEBショップにある完成品)は、長く乗るには作りが頼りないです。デッキはすぐ割れました。とはいえ、ペニーはその6倍くらい高いですから、ミニクルーザーってどんなものかの確認用として買うならありかもです。
でも。それならメルカリでペニーの中古を買うほうがいいと思いますね。ペニーなら、今の相場だと7千円以上出せばゴロゴロ出品されてますし、仮に自分に合わなくても、7千円くらいで出品できます。
おっと、セットアップから話がそれました。
これまで使ってきたデッキやトラックやブッシュやウィールやベアリングを、順番に紹介していきたいと思います。またあらためて。🛹