トリック練習帳
歳を取ると上達が遅い。
出来るようになったことでも、1週間後には出来なくなっている。身体の動きを忘れてる。
忘れてると言っても、前回できたことがゼロになるわけではないのだが、9まで出来ていたとしても、3くらいには戻ってる感じ。水前寺清子の歌ではないけれど「三歩進んで二歩下がる」。
身体で覚えたことは忘れないというのは半分以下は本当で半分以上は違うと思う。忘れますよ。間違いない。
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昔から日記を付けるのが苦手で、何日か書いただけの日記帳は、これまでの人生に何冊あったか分からない。
今回ブログの主題にするトリック練習帳も、真面目に書き続けてはいない。思い出しては書き、忘れたら何年も放置している。最近は書くモードだったのでブログの主題にしました。
唐突に「トリック練習帳」と書いてもなんのことやらですが、練習日誌ですな、早い話が。滑りに行く時にカバンに入れておいて、滑り終わったらその日の感想を数行メモしておく。次に滑る時に、前の感想を読み返してから始める。ただそれだけっす。
どこが練習帳なの? って思われると思うんですけど、これで十分なんです。
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ある日の練習帳から転記。
2月3日
進みながらのショービットに挑戦。こわい。デッキの上で荷重バランスをととのえるのにてこずる。
2月5日
停止状態のショービットのおさらい。意識する。しゃくりを深く、そして軽く。しゃくる右足をお尻に抜き上げる感じ。
2月15日
1ヶ月ぶりにランプ。パンピングの感覚が戻らない。先月下旬の打撲部分が突っ張る。深く曲げると痛みがまだある。
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直近だとたったこれだけの分量です。
これが何になるのって思われると思うんですが、
「荷重バランスをととのえるのにてこずる」と書いてれば、それを読んでからだと、荷重バランスの確認からスタートできます。
「停止状態のショービットのおさらい。意識する。しゃくりを深く、そして軽く」と読み返したなら、最初からしゃくりの深さと軽さを追求していきます。
「先月下旬の打撲部分が突っ張る」ケガの記録なら、ケガした当時の症状からの治りかたを思うと安心できます。
滑ったときの記憶って、どんどん消えてしまいます。荷重バランスに手こずったのに、記録を読み返さずに練習を始めると、その日の最後になって「荷重バランスをととのえるのに手こずった」と同じ感想になりがちです。最初に読んでおけば「荷重バランス」意識からスタートできるので、後退幅が小さいです。前回の到達点を振り返っておくと「3歩進んで1歩下がる」くらいから練習再開ができます。
前回の課題を振り返るだけで、そこからコンテニュー状態になるわけです。振り返ってなければ、大きく後退したところからスタートして、終わった頃には前回の課題に再び思い至るだけで終わってしまいがちです。
自分の場合、昔文具が好きだったので、その時のトラベラーズノートと無印良品のパスポートノートを使っていますが、ノートなんてなんでもいいと思いますよ。測量野帳とか渋いっす。🛹